配当は株主への分配
株式 配当利回り
株式投資の分野で、利回りといえば一般的に配当利回りを指す。算式はいたって簡単で1株当たり年間配当金÷株価が配当利回りである。
たとえば、年間の1株当たり予想配当金が10円のA社があるとしよう。そのA社の株価が500円とすれば、10円÷500円=0.02×100(%)で、つまり予想配当利回りは2%となるわけである。 日本では年10円とか20円とか、一定の配当金を安定継続する会社が多いから、直近決算期のいわゆる前期基準利回りも無視できないが、実際に株式を売買する際に利回りを使う場合は“予想ベース”を使うべきである。
なぜなら、配当は1年間の企業活動の成果の一部を株主に分配するもので、業績動向によって増えたり減ったりすることが十分ありうるからである。
注意しなければならないのは、法人は別として、個人投資家が配当金を受け取る場合には20%の税金(源泉分離の場合)を取られることである。
会社は法人税を支払ったあとの税引利益のなかから配当金を支払うので、個人株主はダブルで税金を取られる形だが、いまのところ改められていない。
そうなると、利回り2%といっても、あくまでも表面上のことで、税金20%を引いた実質利回りは1・6%ということになる。それでも銀行に100万円預けても0・12〜0.15%、つまり年間で1200〜1500円の利子しかつかず、そこからさらに20%の税金を引かれることを考えれば、株式の配当利回りのほうがまだマシともいえるのである。
*配当利回り 年間配当金が株価に対して何%に向かっているかの収益率。
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