大幅な株式分割は明らかに好材料
株式分割
ただし、それだからと言って、安易に株主の座を捨てることもない。業績が順調に伸び成長力も高い銘柄を持って株主になっていれば、増配以外の“株式分割”というウマ味を享受できることもあるからだ。1
999年8月、セブン−イレブン・ジャパン(コード番号8183)は、1株→2株の株式分割を発表、株価は上場来高値を大きく更新して、1万7000円台の高値をつけた。この株式分割は、言うまでもなく株主割当だ。
したがって、セブン−イレブン・ジャパン株を1000株持っている株主は、新たに1000株をタダでもらえたわけである。もちろん、権利を取ればの話であるが、株主にとっては願ってもない好材料である。
だからこそ、株価は一気にフツとんだのだ。株式分割の権利を落とせば、理論的には株価も予想EPS(1株当たり利益)、BPS(同純資産)も半分になるが、予想売上げ営業利益率42%(2000年2月期)の高収益体質はちっとやそっとでは変わらないので、権利落ち後の株価もかなり高い水準に戻っている。
このような大幅な株式分割は日本ではまだそれほど多くないが、1株→1.2株とか、1株→1.1株といった株式分割はけっこう多い。 株式分割は既存株主にとって、ウマ味のある好材料なのである。
*株式分割 資本の額を増加させずに、既存株式を細分して発行株式数を増加させること。米国ではスプリットと呼ぶ。
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