初心者でも“チャート”を観察するのは不可欠
株 チャート株価 トレンド
株式投資の初心者でも、実際に株式を売買するときには、必ずチャートを観察すべきである。
自分の買いたい銘柄の株価トレンド(流れ)が上向きなのか、下向きなのか、もみ合い圏にあるのか、方向性と現在の水準をしっかり把握しておくことは、もうかるか損するかに関わってくる場合が多いからである。
株価は短期的には需給関係、長期的には企業収益で動くが、必ずしも理屈どおりに動くとは限らない。
業績が順調に推移していると見込まれ、EPSもROEも向上しそうだというのに、なぜか株価は下降トレンドに入っているといった銘柄もある。
こんな場合には、いくらファンダメンタルズ面から割安だといっても急いで買わず、ひとまず様子を見ることだ。
こうしたケースは、将来の業績動向見通しよりも、当面の需給関係、特に売りが多くなっていることをチャートが示しているからだ。
原因はすぐには判明しにくい。資金繰りのため有力な株主が少しずつ現物を売っているのか、持ち合い解消売りなのか、あるいは一般には知られていない悪材料が発生しているのか、それらの複合なのか、わからない。
こんな場合には、少なくとも原因の一部でも判明するまでとか、株価の大底が確認されるまでは買いを控えてベターのことが多い。
逆のケースもある。業績は少なくとも目先はメロメロで減配の可能性も強いが、なぜか株価は上がり始めたといったケースだ。この場合には、株価が少なくとも目先的に下値を確認したのか、悪材料をすべて織り込んで、もうこれ以上は下がらないという底値を確認したのかをチャートで判断することができる。
週足で200〜300本、月足で150〜180本のロングチャートを観察すると、フシ目と見られる安値が必ずある。
目先的に株価が下値をつけて反発してきた場合、その下値が過去の安値のフシ目に近いものなら下値イコールひとまず底値確認と見ることもできる。この場合には、下値をつけて2割くらい株価が上がった段階で買いに入っても成功する可能性が高い。
逆に、下値確認といっても、中途半端な水準での下値なら下降トレンドのなかのアヤ戻し、ダマシとなるケースがある。
株価は上げでも下げでも、一本調子ということは少ない。細かく分析すれば、上げ相場のなかでも必ず下げる(反落)場面があるし下げ相場のなかにも一時的な上げ(リバウンドまたは反発)の場面があるからだ。要は、株価の方向性、トレンド=流れをしっかりとチャートで見きわめておくことが買いでも売りでも必要なのである。
*もみ合い圏 上値、下値ともにほぼ一定の幅のなかで株価が往来すること0箱のなかでの動きに似ているので、ボックス圏とかボックス相場ともいう。
*持ち合い解消売り 企業同士が持ち合っている株式を、約束を解消して売りに出すこと。需給悪化要因の1つ。
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